【得意分野】
- マーケティング(店舗改善)
- 商品・サービス開発
- 新事業展開
- 経営計画策定(経営革新計画、事業計画)
- 補助金・助成金
【得意業種】
- 小売業
- 卸売業
- サービス業
【趣味】
旅行(温泉を中心に)、スキー、映画鑑賞
経営改善というと、数字の見直しや一時的な対策をイメージされることもあります。
けれど本当に大切なのは、その会社らしさや現場の強みを活かしながら、無理なく続いていく形をつくることかもしれません。今回お話を伺ったのは、大手総合スーパーで売場責任者・バイヤー・店長を経験した後、独立し、小売業・卸売業・サービス業を中心に支援を行っている中島さんです。現場と本部の両方を知るからこそ見える改善の視点や、新しい取り組みを形にする支援について伺いました。
まずはこれまでのご経歴を教えてください。
大手総合スーパーに就職し、売場責任者、バイヤー、店長といった立場を経験しながら、25年ほど勤務してきました。
店舗では現場の運営や売場づくり、スタッフとの関わりを通じて、お客様に選ばれる店とは何かを日々考えてきました。一方で、本部ではバイヤーとして商品や仕入れの視点から店舗の収益改善にも関わり、現場とはまた違った角度で商売を見る経験を積むことができました。
2017年に独立してからは、これまでの成功や失敗の経験を活かしながら、小売業・卸売業・サービス業を中心に、継続的な改善につながる支援に取り組んでいます。あわせて、東京都の公的機関で経営革新の相談員として、新事業や新商品・新サービス開発のご相談にも対応してきました。
店舗と本部の両方を経験されたことは、今のお仕事にどう活きていますか?
店舗にいると、日々の売上や人の配置、お客様の反応など、目の前の現実に向き合うことになります。一方、本部の立場では、商品政策や利益構造、全体最適の視点が必要になります。この両方を経験したことで、「現場で本当に動くこと」と「数字として成り立つこと」をあわせて考えられるようになりました。
経営改善の場面でも、この二つの視点はとても重要です。理論として正しくても現場で回らなければ続きませんし、現場感覚だけでは全体の収益改善につながらないこともあります。その間をつなぎながら考えられるのが、自分の強みだと感じています。
現在はどのようなご相談が多いのでしょうか?
小売業、卸売業、サービス業を中心に、売場改善や収益改善、新商品・新サービスの開発、新事業展開、事業計画づくりなど、幅広いご相談をいただいています。
特に、「今の事業をどう立て直していくか」「新しい柱をどうつくるか」「自社の強みをどう見つけて打ち出すか」といったテーマは多いですね。
また、補助金の活用を含めて、取り組みを具体化するご相談も増えています。ただ、制度を使うことが目的ではなく、その会社が本来持っている力をどう形にするかを大切にしながら、一緒に整理していくことを心がけています。

経営改善の支援で、大切にしていることは何ですか?
一時的によく見せることではなく、継続して改善できる状態をつくることです。
経営改善というと、短期的に数字を整えることに意識が向きやすいのですが、それだけでは長続きしません。現場で無理なく続けられる仕組みになっているか、その会社に合ったやり方かどうかを見ながら進めることが大切だと思っています。
また、改善の出発点は、その会社の現状を正しく見ることだと思います。課題だけを見るのではなく、今すでにある強みや良さにも目を向けることで、改善の方向性は大きく変わります。弱みを埋めるだけでなく、強みを活かして伸ばす視点を大切にしています。
これまで300社以上の経営革新相談に関わる中で、どんなことを感じていますか?
多くの会社が、自分たちの中にある魅力や強みに気づいていないことが本当に多いと感じます。
長く仕事をしていると、自分たちにとって当たり前になっていることほど、価値として意識しにくくなります。でも、外から見ると、それが大きな差別化要素になっていることは少なくありません。
だからこそ、新事業や新商品を考えるときも、まったく新しいものを外から持ってくるというより、すでに持っている強みをどう活かし直すかが大事だと思っています。その会社らしさを土台にした取り組みのほうが、結果的に実現性も高く、続きやすいと感じています。
新商品・新サービス開発の支援では、どんな視点を大切にされていますか?
「何を売るか」だけでなく、「なぜそれが選ばれるのか」を明確にすることです。
商品やサービスそのものを考えることはもちろん大切ですが、それだけではなく、誰に向けて、どんな価値を届けるのかを整理することが必要です。そこが曖昧なままだと、良い内容でも伝わりにくくなってしまいます。
また、売る側の思いだけでなく、現場での運営やお客様の反応まで含めて考えることも大事です。実際に提供し続けられるか、収益につながるか、今ある強みと結びついているか。そうした点を一緒に確認しながら形にしていくことを意識しています。
小売やサービスの現場を見てきた中で、伸びる会社の共通点はありますか?
共通しているのは、自分たちの強みをきちんと理解し、それをお客様に伝わる形にできていることだと思います。
ただ良い商品やサービスを持っているだけではなく、「なぜ自分たちが選ばれるのか」を言葉にできている会社は強いですね。その軸があると、売場づくりや発信、価格の考え方にも一貫性が出てきます。
もう一つは、現場の変化に目を向けながら改善を続けられることです。うまくいっている会社ほど、小さな違和感や変化を見逃さず、少しずつ手を打っています。大きな改革だけでなく、日々の積み重ねを大切にできることも共通点だと感じています。

ご自身は、どんな支援者でありたいと考えていますか?
相談することで、自社の可能性を前向きに捉え直せるような存在でありたいと思っています。
経営の相談というと、どうしても「うまくいっていないこと」や「足りないこと」に目が向きがちですが、実際にはその会社の中に、すでに次につながるヒントがあることが多いんです。それを一緒に見つけて、形にしていく役割を果たしたいと考えています。
また、考えるだけで終わらず、実際に進めていけるところまで伴走することも大切にしています。アイデアや強みを見つけたあと、それをどう事業として形にするかまで一緒に考えることに意味があると思っています。
松戸で挑戦する人にとって、どんな可能性があると思いますか?
松戸は、地域に根ざした事業を考えるうえで、とても可能性のある場所だと感じます。
都心へのアクセスが良く、人の動きもある一方で、地域の暮らしや身近なニーズを感じ取りやすい距離感があります。小売業やサービス業にとっては、お客様との関係性や地域の特性を活かしながら展開しやすい環境ではないでしょうか。
また、大きく始めるというより、自社の強みを活かして一歩ずつ育てていく挑戦に向いているように思います。地域の中で必要とされるものを見つけ、それを自分たちらしい形で届けていく。そうした取り組みには十分な可能性があると感じています。
最後に、これから相談を考えている方へメッセージをお願いします。
それぞれの企業には、必ず強みがあります。けれど、自分たちではそれに気づいていないことが本当に多いです。
だからこそ、まずは自社の魅力や可能性をあらためて見つめ直すことが、次の一歩につながるのではないかと思います。
強みを活かして事業を立て直したい、新たな事業や商品に挑戦したい、自分たちらしい方向性を考えたい。そうした思いがある方は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。一緒に整理しながら、前に進む道を考えていければ嬉しいです。

