相談予約相談員紹介

「“らしさ”を価値に変える。選ばれるブランドづくりの考え方」

中小企業診断士荒木 真喜子

【得意分野】

  • 新事業展開(地域資源活用、地域起業支援)
  • 商品・サービス開発(農産加工品、特産品、体験型観光商品)
  • マーケティング(アンテナショップ、地域ブランディング)
  • 経営計画策定(観光・商品開発・販路開拓の補助金活用)
  • 経営改善・事業再生(多業種の現場改善支援)

【得意業種】

  • 農業(6次産業化支援)
  • 宿泊業・飲食サービス業(観光連動型)
  • 生活関連サービス業・娯楽業(地域イベント、まちづくり)

【趣味】

酒場巡り、温泉巡り、国内外の放浪旅、ソロキャンプ、アウトドア料理 

商社勤務から経営の現場を経て、現在の活動に至った経緯を教えてください。

商社時代は「売る仕組み」や「市場の動き」を学びましたが、その後にホテルや介護事業の経営に携わり、現場のリアルな難しさを体感しました。数字、採用、サービス品質、顧客満足、どれも簡単ではありません。
 その経験を通じて感じたのは、経営には「戦略」と同じくらい「想い」が必要だということです。今はその両方をつなげる支援をしたいと思い、独立しました。

年間200件以上の相談に対応されているとのことですが、どんな悩みが多いですか?

多いのは「頑張っているのに売上が伸びない」「価格競争に巻き込まれてしまう」「強みがうまく伝わらない」という相談です。
 特に多いのが、良い商品やサービスがあるのに、“言葉”と“見せ方”が整っていないケースですね。
 経営者の頭の中には魅力がたくさんあるのに、それが外に伝わっていない。そこを整理するだけで状況が変わることは多いです。

“らしさを言語化する”という言葉が印象的です。これはどういう意味でしょうか?

簡単に言うと「その会社が選ばれる理由を言葉にする」ということです。
 自分たちにとって当たり前のことが、実は他社にはできない価値だったりします。でも当事者はそれに気づきにくい。
 丁寧に話を聞きながら、何を大切にしているのか、誰のためにやっているのか、どんな姿勢で仕事をしているのかを整理すると、“らしさ”が浮かび上がってきます。それがブランドの核になります。

“らしさを言語化する”という言葉が印象的です。これはどういう意味でしょうか?

価値で選ばれるためには、「違い」を作る必要があります。
 その違いは、品質だけではなく、体験、ストーリー、提案力、接客、アフター対応など、さまざまな形で作れます。
 大切なのは、その価値をお客様が理解できる形で伝えることです。
 言葉、写真、導線、メニュー構成、サービス設計、すべてが一体になったとき、価格競争から抜け出せるようになります。

マーケティングやブランディングというと、難しく感じる方も多いと思います。

確かに「ブランディング」と聞くと、大企業がやることのように思われがちです。でも本質はシンプルです。
 「誰に、何を、どんな価値として届けるのか」を整理すること。
 小さな事業ほど、ここが明確になると強いです。広告費がなくても、紹介が増えたり、ファンがついたりします。
 難しい理論ではなく、現場で使える形に落とし込むことを意識しています。

相談の中で、最初に一緒に取り組むことは何ですか?

まずは“棚卸し”です。
 事業の強み、顧客の特徴、過去に評価されたポイント、リピートの理由、経営者の想い。これを丁寧に整理します。
 そのうえで「今、どこを改善すれば成果につながるか」を一緒に見つけます。
 多くの場合、課題は一つではありませんが、優先順位をつけるだけで行動しやすくなります。

商品・サービス開発の相談では、どんな視点が重要になりますか?

「作りたいもの」ではなく「求められているもの」に寄せる視点が重要です。
 ただし、迎合するのではなく、“らしさ”を残したまま顧客に合わせるのがポイントです。
 たとえば美容やエステでも、技術だけでなく「どんな人のどんな悩みを解決するのか」が明確になると、選ばれ方が変わります。
 商品開発は、価値を磨き直す作業でもありますね。

経営計画づくりについては、どんな考え方を大切にされていますか?

計画は、数字を埋める作業ではなく、未来を描くための道具だと思っています。
 「どんなお客様に、どんな価値を提供し、どんな形で収益を生むのか」を言語化し、行動に落とし込む。
 そのうえで、売上目標や費用、人材配置などを整えると、計画が現実的になります。
 計画があると、迷いが減り、経営判断のスピードも上がります。

これまで多くの事業者を見てきた中で、伸びる会社の共通点はありますか?

共通点は、「自分たちの価値を信じて磨き続けている」ことです。
 そして、完璧になるまで待つのではなく、試しながら改善していく。
 小さな挑戦を積み重ねる企業は、気づいたら強いブランドになっています。
 逆に、何となく周りに合わせてしまうと、特徴が薄れてしまいます。

松戸で挑戦する人にとって、どんな可能性があると思いますか?

松戸は、都心へのアクセスも良く、地域のつながりもある、バランスの取れた街です。
 小規模な挑戦を始めやすく、そこから広げる選択肢もある。
 事業を育てていくには、環境と出会いが大切です。松戸にはその土壌があると感じています。

最後に、これから相談を考えている方へメッセージをお願いします。

起業とは、自分らしさを事業という形で表現することだと思います。
 「自分には何ができるのか」「どう価値を伝えればいいのか」迷うのは当然です。
 一人で抱え込まず、まずは言葉にするところから始めましょう。
 価値を一緒に考え、磨き、形にしていく。そのプロセスを伴走できたら嬉しいです。

 

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