【得意分野】
- マーケティング(集客・販売促進)
- 資金繰り・資金調達(融資・条件変更)
- 廃業(法的整理)
- 事業承継・M&A(事業譲渡による業務拡大)
- DX化(WEB制作・SNS運用)
【得意業種】
- 飲食業
- サービス業
- 建設業
【趣味】
サッカー、サーフィン、ジェットスキー、バーベキュー、アウトドア
店舗ビジネスは、商品やサービスの魅力だけでなく、人材育成、集客、資金繰り、日々のオペレーションまで、さまざまな要素が重なって成り立っています。 順調に見える経営の裏側にも、迷いや判断の連続があります。今回お話を伺ったのは、大手外食フランチャイズチェーンでの現場経験、多業態の立ち上げ、多店舗経営、そして厳しい局面も経験したのち、現在は中小企業診断士として活動する星野さんです。ご自身の実務経験を通して見えてきたこと、今の支援に込める思いについて伺いました。
まずはこれまでのご経歴を教えてください。
外食大手フランチャイズチェーンに入社し、店長業務をはじめ、研修部、新業態開発部などで仕事をしてきました。
研修部では新入社員やフランチャイズ加盟店への教育・指導に携わり、新業態開発部では、焼き鳥、焼肉、ラーメン、串カツ、カフェといったさまざまな業態の立ち上げに関わりました。商品開発、オペレーション構築、マニュアル作成など、現場を形にしていく仕事を幅広く経験しました。
その後、独立支援制度を活用して独立し、東京都と埼玉県で複数店舗を経営しました。現場に立ちながら、採用、教育、数字の管理、販促など、店舗経営に必要なことを一通り実践してきたと思っています。
外食業界での経験は、今のお仕事にどうつながっていますか?
今の仕事にそのままつながっていると感じます。
店舗ビジネスは、机上の理論だけでは回りません。人が足りない、天候で客数が変わる、想定した通りにオペレーションが回らない、原価が上がる。そうした現場の変化にどう対応するかが日々問われます。私はその現場を長く経験してきたので、相談を受けたときに、理屈だけでなく実際の動き方まで含めて考えられるのが強みだと思っています。
また、立ち上げにも運営にも関わってきたので、「始める難しさ」と「続ける難しさ」の両方がわかります。だからこそ、理想論ではなく、現実の中でどう進めるかを一緒に考える支援を心がけています。
新業態開発では、どのようなことを学ばれましたか?
一番大きかったのは、良い商品だけではお店は成り立たないということです。
商品そのものの魅力はもちろん大事ですが、それを安定して提供できるオペレーション、スタッフが理解しやすい仕組み、再現できるマニュアル、そしてお客様に伝わる見せ方まで整って、初めて事業として形になります。
業態によって求められるものは違いますが、どの業態でも「現場で回ること」がとても重要でした。アイデアを形にするだけでなく、それを継続できる仕組みに落とし込む。この視点は、今コンサルティングを行う上でもとても大切にしている部分です。

独立して複数店舗を経営されたご経験から、どんなことを感じましたか?
自分で経営する立場になると、判断の重みがまったく違うと痛感しました。
現場のことだけでなく、資金繰り、人の問題、設備投資、販促、取引先との関係など、すべてが経営判断につながってきます。しかも、その判断にはスピードも求められます。経営者は常に複数の課題を同時に抱えながら決断していく存在なのだと、身をもって感じました。
一方で、お客様に喜んでいただけたとき、スタッフが育っていくとき、お店が地域の中で存在感を持ち始めたときには、大きなやりがいもありました。現場に近い商売だからこそ、日々の積み重ねがそのまま結果に表れる面白さがあると思います。
厳しい局面も経験されたとのことですが、その経験は今どのように活きていますか?
経営環境の変化の中で、事業継続が難しくなり、最終的には廃業と清算を経験しました。非常に厳しい経験でしたが、今振り返ると、経営者が追い詰められていく過程や、そのときに何が見えなくなりやすいのかを、自分自身のこととして理解できたのは大きいと思います。
今はその経験があるからこそ、順調なときの相談だけでなく、苦しい状況にある方の悩みにも、より現実的に向き合えると感じています。数字の問題だけではなく、気持ちの面でも孤立しやすいのが経営です。だからこそ、表面的なアドバイスではなく、その状況で何ができるかを一緒に考えることを大切にしています。
店舗ビジネスで伸びる会社やお店の共通点はありますか?
共通点の一つは、現場と数字の両方をきちんと見ていることだと思います。
現場感覚に優れていても、数字の確認が甘いと気づくのが遅れますし、逆に数字ばかり見ていても、現場の空気やお客様の反応を見失ってしまうことがあります。うまくいくお店ほど、その両方のバランスを取るのが上手い印象があります。
もう一つは、人を大事にしていることです。スタッフ教育が行き届いているお店は、結果的にサービスの質も安定し、お客様との関係も良くなります。店舗ビジネスは人がつくる商売なので、仕組みだけでなく、人が育つ環境づくりが大きな差になると感じています。

苦しい状況にある経営者に対して、どんなことを伝えたいですか?
まずお伝えしたいのは、一人で抱え込まないでほしいということです。
経営者は立場上、弱音を見せにくく、判断を自分一人で背負ってしまいがちです。でも、苦しいときほど視野が狭くなりやすく、選べるはずの選択肢が見えなくなることがあります。だからこそ、早い段階で誰かに話すことがとても大切です。
経営には、正解が一つだけではない問題が本当に多いです。だからこそ、今の状況で何が現実的か、どこから立て直せるか、あるいはどう整理するのが最善かを、一緒に考える相手が必要だと思います。相談することは弱さではなく、経営を続けるための大切な行動の一つだと思っています。
松戸で挑戦する人にとって、どんな可能性があると思いますか?
大都市のような大きな競争環境だけではなく、地域の中で必要とされるサービスや店づくりを考えやすい距離感があるのは魅力です。特に店舗ビジネスでは、地域のお客様との関係性がそのまま強みになることも多いので、そうした土壌は大きいと思います。
また、いきなり大きく展開するのではなく、小さく始めて反応を見ながら改善していくには向いている環境ではないでしょうか。身近な声を拾いながら磨いていけることは、挑戦する人にとって大きな可能性だと感じています。
最後に、これから相談を考えている方へメッセージをお願いします。
経営者は孤独です。そして経営には、正解が一つだけではない問題ばかりが起こります。
だからこそ、ひとりで考え込まずに、まずは話してみてほしいと思います。状況が整理されるだけでも、見え方は大きく変わりますし、次の一歩につながることも多いです。
現場のこと、集客のこと、人材のこと、資金繰りのこと。どれも経営には欠かせないテーマです。自身の経験も活かしながら、今の状況に合った現実的な選択肢を一緒に考えていければと思っています。お気軽にご相談いただければ嬉しいです。

