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ITとマーケティングの両面から、事業の伸びしろを形にする。 実行まで伴走するデジタル支援のかたち

中小企業診断士長山 萌音

【得意分野】

  • マーケティング(集客・広報・Webマーケティング)
  • 新事業展開
  • 商品・サービス開発
  • 補助金・助成金
  • 経営計画策定

【得意業種】

  • サービス業
  • 小売業
  • 製造業

【趣味】

ディズニーのグッズを集めること、ランニング

事業を成長させていくうえで、今やWebやSNS、データ活用は欠かせない要素になっています。
 一方で、「何から始めればよいかわからない」「発信しているのに成果につながらない」と感じている事業者も少なくありません。今回お話を伺ったのは、サーバーエンジニアとしてITの基盤に携わった後、Webマーケティングやデジタルマーケティング領域で経験を重ね、現在は中小企業診断士として支援を行っている長山さんです。技術とマーケティングの両面を知るからこそ見える支援のあり方について伺いました。


まずはこれまでのご経歴を教えてください。

最初はIT企業でサーバーエンジニアとして、サーバーの設計・構築・運用業務に携わっていました。
システムを安定して動かすための基盤に関わる仕事だったので、見えにくい部分ではありますが、事業を支える土台の大切さを実感する経験だったと思います。
その後、Webマーケティング会社に転職し、Web広告やWebサイトの分析に携わるようになりました。副業として中小企業向けのWebマーケティング支援も始め、現場での課題により近いところで関わる機会が増えていきました。さらにデジタルマーケティングのコンサルティング会社では、シニアコンサルタントとして、戦略策定、データ活用、AI活用、Webサイトのディレクションなど幅広い業務に携わりました。2023年に独立し、現在は公的機関のアドバイザーとしても、マーケティングやSNS、IT活用の支援を行っています。

ITとマーケティングの両方を経験されたことは、今のお仕事にどう活きていますか?

マーケティングの支援というと、発信や広告の話に目が向きやすいのですが、実際にはその土台にある仕組みや運用が整っていないと、なかなか成果にはつながりません。ITの現場を経験してきたことで、「どう見せるか」だけでなく、「どう支えるか」「どう継続できる形にするか」まで含めて考えやすくなっていると思います。
また、技術だけ、広告だけ、SNSだけといった部分最適ではなく、事業全体の流れの中で考えられることも強みだと感じています。中小企業では限られた時間や人員の中で進めることが多いので、無理なく実行できる形に落とし込む視点はとても大切だと思っています。

現在はどのようなご相談が多いのでしょうか?

集客や広報、Webマーケティングに関するご相談が多いですね。
「ホームページを作ったけれど活かしきれていない」「SNSをどう使えばよいかわからない」「広告を出しても思うような成果が出ない」といったご相談は特に多いです。発信の方法だけでなく、その前提となる商品やサービスの見せ方、ターゲットの整理、導線設計まで含めてご相談を受けることが多いです。
また、新事業展開や商品・サービス開発、補助金活用、経営計画の策定など、マーケティング以外のテーマと一緒にご相談いただくこともあります。実際には、事業の方向性と発信は切り離せないので、全体を見ながら考えていくことを大切にしています。

WebやSNS活用の支援で、大切にしていることは何ですか?

まず大切なのは、「手段が目的にならないこと」です。
SNSを始めることや広告を出すこと自体がゴールではなく、何を伝えたいのか、誰に届けたいのか、その結果としてどんな行動につなげたいのかを整理することが出発点だと思っています。そこが曖昧なままだと、発信を頑張っても成果につながりにくくなってしまいます。
また、続けられる形にすることもとても大切です。最初だけ力を入れても、無理があると長続きしません。今の体制でできること、現場で運用しやすいことを見ながら、少しずつ積み上げていける方法を一緒に考えるようにしています。

データ活用やAI活用については、どのように考えていますか?

データやAIは、とても可能性のある手段だと思っていますが、やはり大切なのは“どう使うか”です。
新しい技術は注目されやすい一方で、目的が曖昧なまま導入してしまうと、現場で活かしきれないこともあります。だからこそ、まずは何を改善したいのか、どんな判断に役立てたいのかをはっきりさせることが重要だと思います。
中小企業では、難しいことを一気にやる必要はありません。今ある情報を少し整理してみる、業務の一部を効率化してみる、発信の見直しに活かしてみる。そうした小さな一歩からでも十分意味があります。現場に合った形で活用できることが大切だと感じています。

新事業や新しい商品・サービスを考える際に、重要だと感じることは何でしょうか?

新しいことを始めるときほど、「誰に、どんな価値を届けるのか」を丁寧に考えることが大切だと思います。
アイデア自体は魅力的でも、それがどんな相手に必要とされるのか、どんな場面で選ばれるのかが整理できていないと、伝わりにくくなってしまいます。だからこそ、思いついたアイデアをそのまま形にするのではなく、市場やお客様の視点から見直していくことを意識しています。
また、新事業は始めることよりも、続けて育てていくことのほうが難しい面があります。無理のない体制で始められるか、既存の強みとつながっているか、今後の展開に広がりがあるか。そうした視点を持ちながら、一緒に整理していくことが必要だと感じています。

多くの事業者を見てきた中で、伸びる会社の共通点はありますか?

いくつかありますが、特に感じるのは「自社の強みを言葉にできていること」と「変化に合わせて試していけること」だと思います。
うまくいっている会社ほど、自分たちが何を価値として提供しているのかが明確です。その軸があると、発信も商品づくりもぶれにくくなります。
もう一つは、完璧を待たずに小さく試しながら改善していけることです。特にWebやSNSの活用では、やってみて反応を見ながら調整することがとても重要です。柔軟に動ける会社ほど、少しずつ成果を積み重ねている印象があります。

ご自身は、どんな支援者でありたいと考えていますか?

「一緒に考えながら前に進める相手」でありたいと思っています。
経営の相談というと、何か明確な答えを求めて来られる印象もありますが、実際にはまだ整理できていない悩みや、どこから手をつけてよいかわからない状態でいらっしゃる方も多いです。そうしたときに、状況を一緒に整理し、現実的な一歩を見つけていける存在でありたいですね。
また、相談のたびに単発で終わるのではなく、その会社の成長を中長期で考えられるパートナーでありたいとも思っています。壁にぶつかったときも、迷ったときも、気軽に声をかけていただける関係を大切にしたいです。

松戸で挑戦する人にとって、どんな可能性があると思いますか?

松戸は、地域との距離感を持ちながら新しい取り組みを始めやすい環境があると感じます。
都心にも近く、人の流れもありながら、地域の中での反応や暮らしの実感もつかみやすいので、新しい商品やサービスを考えるうえでヒントを得やすい場所ではないでしょうか。
また、いきなり大きく展開するのではなく、まずは小さく始めて育てていく挑戦にも向いていると思います。地域に根ざした視点と、デジタルを活用して広げていく視点の両方を持てることは、松戸で挑戦する人にとって大きな可能性だと感じています。

最後に、これから相談を考えている方へメッセージをお願いします。

事業を続けていると、壁にぶつかったり、方向性に迷ったりすることは誰にでもあると思います。
そんなとき、一人で抱え込まずに、誰かと一緒に整理していくことで見えてくることはたくさんあります。今の課題だけでなく、その先の成長まで一緒に考えられる存在がいることは、大きな支えになるのではないでしょうか。
貴社の成長を共に考え、共に歩む、そんなパートナーでありたいと思っています。壁にぶつかった時、道に迷った時は、いつでもお声かけください。一緒に解決策を探していければ嬉しいです。

 

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